今週の『はや起き』

　　　　　　　　　　森尾「子供って昔からよく言われてるのは、みんなに似るんだって、すこしずつ。ある時期パパに似て、ある時期ママに似て。
　　　　　　　　　　　　そうやって親孝行をずっとしていくんだって。」
　　　　　　　　　　磯野「由美ちゃんも言われたの？お子さん…」
　　　　　　　　　　森尾「産んだ時？うちの主人の最初の一言が、『誰の子だ？』」
　　　　　　　　　　磯野「そうだよ！わたし、それでだよ。それ、覚えてんだよ、すごいよね。」
　　　　　　　　　　森尾「知らなかったのよ。主人も２０代だったから。」
　　　　　　　　　　磯野「知らなかったって何を？」
　　　　　　　　　　森尾「赤ちゃんが最初からふっくらしてると思ったみたい。」
　　　　　　　　　　松居「あぁ～。」
　　　　　　　　　　森尾「ほら、最初の産まれた瞬間って意外とお猿さんみたいじゃん。ふっくらしてるいわゆる３ヶ月とか４ヶ月の赤ちゃんが
　　　　　　　　　　　　産まれてくると思ったら、しわしわの赤ちゃんが出てきたんで『誰の子だ？』って。そのときにホントにどん底まで落ち
　　　　　　　　　　　　たからね。」
　　　　　　　　　　磯野「あはは！」
　　　　　　　　　　森尾「一生懸命がんばった…。この人いったい何を言ってるの！？怒るを通り越してしまったけどね。」
　　　　　　　　　　松居「まだ病院だったんでしょ？」
　　　　　　　　　　森尾「病院ですよ。」
　　　　　　　　　　磯野「それは優香ちゃんは知ってるの？」
　　　　　　　　　　森尾「優香は笑ってたけど。」
　　　　　　　　　　磯野「優香ちゃん大人になったらネタになんじゃん。」
　　　　　　　　　　森尾「そうだよね。話題として言えるよね。わたし、ホントびっくりしたけど。」
　　　　　　　　　　磯野「何かあったら、それですぐパパを責めればいい。」
　　　　　　　　　　森尾「ねぇ。ホントに思った。冗談かどうかも分かんなかったから。冗談には見えない顔だし。」
　　　　　　　　　　磯野「本気で思ったんじゃん？」
　　　　　　　　　　松居「でも、やっぱり、産んだ後って妙なアドレナリンとか出てるから、ちょっと正常な判断ってなかなかできないよね。そこに
　　　　　　　　　　　　その言葉ってすごい記憶に残っちゃう。」
　　　　　　　　　　森尾「残るよ。落ちるもん。あの時何でもっとその瞬間に辛らつな言葉を言い返せなかったのかなって今悔やんで…。」
　　　　　　　　　　磯野「もう、いいでしょ！」
　　　　　　　　　　松居「もやもやしてんの？」
　　　　　　　　　　森尾「もやもや…。」
　　　　　　　　　　磯野「まだ？何十年前の話よ？」
　　　　　　　　　　松居「由美ちゃんももやもやしてんだから、まだまだ。２０年経ってももやもやしてんだからね。しょうがない、しょうがない。」
　　　　　　　　　　森尾「がんばろう、がんばろう。」