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ひなの想い…
ひなの想い…
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ひなが女の子になったのは４年くらいまえ。安いワンピースを着たのが最初です。
でも、思えば中学生のころから女の子が着ているセーラー服が着たくて着たくてたまらなかったの。だから、きっとこの頃から女の子のお洋服には憧れていたんだと思うの。
最初の頃は確かになんかエッチな気分で女の子していました。唯の性欲の捌け口だったのは否定しません。
でも、ある時から変わりました。それは、ある雑誌にでていたピンクハウスの広告を見てから…。一目見て「こんなの着てみたい…」と思いました。その時はブランドの名前も覚えてなくて、似たようなお洋服をあっちこっちで探しました。でも、見つかりませんでした。
次にピンクハウスを見かけたのはある漫画でした。「ピンクハウス」という名前を知ったのはこの時でした。それから、近くのデパートを探しましたが見つかりませんでした。そのうち、ある情報を得ました。ピンクハウスが新宿の小田急デパートにある！すぐに見に行きました。そこには、夢にまで見たふりふり・ひらひらのお洋服がたくさん飾ってありました。うわぁ〜！すごい！一番外にあったワンピースの値札を見てみました。えぇ〜、こんなにするのぉ…。あまりの高さに愕然としました。
それからしばらくして伝言板ですばらしい伝言を見つけました。「ピンクハウスのジャンスカ売ります」…。すぐに飛びつきました。そして、購入。送られてきた日は嬉しくて、そのまま寝たりしていました。
それから、半年後…。女装者のパティオ「
水色パンティ
」を設立。このお陰でもともと友達（男としての）の少なかったひなにたくさんの友達ができました。今のお友達にはみんなにとっても感謝してます。極度の出不精だったひながしょっちゅう遊びにでるようになったんですから。もちろん、女の子として。
そして、パティオのお友達の紹介でインターネットでのピンクハウスの古着屋さんを見つけました。そして、初めてワンピースを購入。しばらくはずっとこのワンピを部屋着にしていました、あまりにうれしくて。
それから、少ないおこずかいでブラウスやペチコートを買って今では宝物になってしまいました。
あんなにいやらしい動機で始めた「女の子になること」が、今ではとってもリラックスできる瞬間になりました。どこかで聞いたフレーズだけど「
好きな服を着てるだけ
」って感じ。ウィッグを被ったりするのは、お洋服が女の子のものだから、というだけ。世間で「男」が「女」のお洋服を着ていてもおかしくない、という風潮になればウィッグはいつでも被るのやめます。自分の顔でピンクハウスでお外を歩くと思います。
ひなにとっては女の子になること、ピンクハウスを着ること、はお酒の好きな人が毎晩飲み屋さんに行くのと同じなの。だから、どこかで見かけてもそっとしておいて欲しいんです。
色々書いたけど、世間一般ではこれを「女装」として扱うのもよく知ってます。ただ、ひなが女の子になったり、ピンクハウスを着たりするのは「
好きな服を着てる
」だけ。ひなの中で一番気持ちのいい（精神的に）時間を過ごすための手段なんです。
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